――　自分さがし　――　　3rd　stage

『泣ける』
と言われた本を手にした時みなさんはどういう気持ちになりますか？

「泣けるのであればいい本だろう」
「じっくり読んでみたい」
「とりあえず読んでみるか」
「楽しみ♪」
「流行りモンだしね」
・・・。

先日記事にもしたリリー・フランキーさんの東京タワー

簡単に言わせてもらうとしたら・・・ティッシュを小脇に抱えて読んでください（笑）

や、でも、人それぞれだからね！サラッと読んで「あ～面白いなぁ」と思う人もいればアタシみたいにページをめくりながらティッシュで目頭を押さえてる人、逆に「つまんね～」と思う人もいるかもしれません。

お母さん、お父さん、おばあちゃん、叔母さん、叔父さん・・・・自分の身の回りの人たちと共に生きる自分について、そして、いつも自分にとってかけがえのない人・・・お母さん。
いつもTVで見るリリーさんの佇まいはここからきてるんだなぁと妙に納得してしまいました。
飄々としているようでしっとりとした雰囲気。奇抜（過激）な発言をしてもどこか涼しげ。
そのくせ気取ることなくどこか一本気のある、あの佇まいが私は大好きです。


自分の人格をときどき他人目線で見てみるとやっぱり私はこの両親の元で育ってきた子なんだなぁと実感します。
小さい事にこだわらないくせに変な自分流のこだわりを持つ父親に、自分の事は控えめにいつも家族を支えてくれ、そして一人でもTVを見ながら爆笑している母親。この人たちの色んな要素を持った私。

昔なら気づかなかった事も、最近少しずつではあるけれど気づくようになりました。
冷静に家族の事を想い、すごす事も幸せな事なんだなぁと、心から思えるようにもなりました。
この人たちのことが私は大好きなんだなということにも気づきました。

日々、そんなことを頭の片隅で思いながらもなかなかソレをじっくり考えたりする事ってないですよね？仕事の事で頭がいっぱいだったり、自分の事で頭がいっぱいだったり。


そんなときちょっとだけ時間とってちょっとずつでもこの本を読んでみてください。
何か少し感じるかもしれません。


　ありがとう　

私はそういう気持ちになりました。
日々、感謝です。